英語
J.M.クッツェーといえば、南アフリカに生まれ、オーストラリアのアデレードに移住した作家で、二度のブッカー賞受賞(1983年、1999年)を始めとして数々の文学賞を手にし、2003年にはノーベル文学賞をも受賞したことで有名であるが、そのクッツェーの小説 Th…
日本語の脳みそのまま英語を理解すると誤解を生じることが多々ある。例えば、"difficult" という単語。普通に英和辞書で引けば「難しい」とあてられている単語である。ならば、"difficult" を "difficult" のままではなく、日本語の「難しい」へ置き換えた上…
2年前の映像ですが、作家カーレド・ホッセイニ氏がドミニカン大学で行った講演を視聴してみてはいかがでしょうか。 ホッセイニ氏はアフガニスタンのカーブル生れで、アメリカに渡り作家になった経歴の持ち主です。ベストセラー『君のためなら千回でも』(原…
マーク・ピーターセン氏の『ニホン語、話せますか?』(2004)によれば、故・伊藤和夫『英文解釈教室』に出てくる訳文は、日本語として相当おかしいのだ。例えば、「1.1 例題(1)」の次の英文がある。 A sensitive and skilful handling of the language in …
マーク・ピーターセン氏は、著書『ニホン語、話せますか?』(2004)で、かの有名なリンカーンのゲティスバーグ演説の名文句「人民の、人民による、人民のための政治」に関して、故丸谷才一氏の意見に異議を唱えている。 「英語との比較」の話ではないが、最…
クリストファ・バーナード教授は著書『日本人が知らない英文法』(2005)の中で或る日本語表現のことを羨んでいる。英語にもこの表現があれば便利なのにな、と言うのだ。英語を学んだことのある日本語ネイティブなら、初めてこの表現に接したとき、「なんと…
イギリスの著名文芸批評家 James Wood 氏が選んだ英米文学の名著(1945〜1994)を紹介する。このリストは氏が1994年に The Guardian 誌に寄稿したもの。 Wood 氏はこれまで、The Guardian 誌(1992-1995)、The New Republic 誌(1995-2007)、The New Yorke…
⇒The winner of the first Warwick Prize for Writing Warwick賞の最初の受賞作が Naomi Klein ナオミ・クラインの "The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism" に決定した。この賞は、イギリスのウォリック(Warwick)大学(1965年創立)が、あ…
恵比寿駅東口から近い場所にあるGood Day Booksで洋書を購入した。630円也。今は円高なので古本にあまりお得感はないが新本よりは安いので。The Stone Monkey: Lincoln Rhyme Book 4 (Lincoln Rhyme Thrillers)作者: Jeffery Deaver出版社/メーカー: Hodder …
"The No. 1 Ladies Detective Agency"シリーズで有名な英国作家Alexander McCall Smith氏が昨年12月からTelegraphにオンライン小説"Corduroy Mansions"を書いている。この小説の冒頭が胡散臭い。イギリス人にその胡散臭さは感じ取れないかも知れないが、われ…
タワーレコード渋谷店のワゴンセールで購入。各525円也。 この店では、Barry Eislerの本がよく売れているそうなので、ちょっと読んでみたくなった。Avenger作者: Frederick Forsyth出版社/メーカー: St Martins Pr発売日: 2004/08/01メディア: マスマーケッ…
ジュンク堂(新宿店)が洋書の半額セールを開催しているのでまたまた購入。 ★Malcolm Gladwell『Blink』(Little, Brown)1,344 -> 672 ★Elmore Leonard『Killshot』(Harper)1,344 -> 672 ★Michael Connely『The Overlook (A Harry Bosch Novel)』(Grand …
ジュンク堂(新宿店)が洋書の半額セールを開催しているので大量購入。 昨日 ★David Baldacci『Stone Cold (The Camel Club)』(PAN)1,344 -> 672 ★Philip Roth『Portnoy's Complaint (Vintage Blue)』(Vintage)1,932 -> 966 本日 ★Julian Barnes『Arthur…