ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

★第五水準:第五水準の経営者
個人としての謙虚と職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる
★第四水準:有能な経営者
明確で説得力のあるビジョンへの支持と、ビジョンの実現に向けた努力を生み出し、これまでより高い水準の業績を達成するよう組織に刺激を与える
★第三水準:有能な管理者
人と資源を組織化し、決められた目標を効率的に効果的に追求する
★第二水準:組織に寄与する個人
組織目標の達成のために自分の能力を発揮し、組織のなかで他の人たちとうまく協力する
★第一水準:有能な個人
才能、知識、スキル、勤勉さによって生産的な仕事をする

事実を見ていくなら、飛躍を導くために外部から指導者を迎えて社内の大改革を行う必要があるとの見方には根拠がない。それどころか、有名な変革の指導者の招聘は、卓越した業績への飛躍と持続とは逆相関の関係にある。

第五水準のリーダーシップの二面性
職業人としての意思の強さ

・素晴らしい実績を生み出し、偉大な企業への飛躍をもたらす
・どれほど困難であっても、長期にわたって最高の実績を生み出すために必要なことは全て行う堅い意思を示す
・偉大さが永続する企業を築くために基準を設定し、基準を満たせなければ決して満足しない
・結果が悪かったとき、窓の外ではなく鏡を見て、責任は自分にあると考える。他人や外部要因や運の悪さのためだとは考えない

個人としての謙虚さ

・おどろくほど謙虚で、世間の追従を避けようとし、決して自慢しない
・野心は自分個人にではなく、企業にむける。次の世代に一層の成功を収められるように後継者を選ぶ
・鏡ではなく窓を見て、他の人たち、外部要因、幸運が会社の成功をもたらした要因だと考える
・静かな決意を秘めて行動する。魅力的なカリスマ性によってではなく、主に高い水準によって組織を活気づかせる

★キンバリー・クラーク(ダーウィン・スミス)
★ウォルグリーンズ(チャールズ・R・ウォルグリーン三世)
★サーキットシティ(アラン・ウルツェル)
フィリップ・モリス(ジョゼフ・F・カルマン三世)
ニューコアケン・アイバーソン