ティム・ワイナー

ハリー・トルーマンが欲しがったのは、実は新聞だった。

面白さもさることながら、情報源を全て明示する手法が高く評価された本書。

CIA秘録上

CIA秘録上

  • 第一部 トルーマン時代
    • 第1章「諜報はグローバルでなくては」誕生前
    • 第2章「力の論理」創設期
    • 第3章「火をもって火を制す」マーシャル・プラン
    • 第4章「最高の機密」秘密工作の始まり
    • 第5章「盲目のお金持ち」鉄のカーテン
    • 第6章「あれは自殺作戦だ」朝鮮戦争
    • 第7章「広大な幻想の荒野」尋問実験「ウルトラ」
  • 第二部 アイゼンハワー時代
    • 第8章「わが方に計画なし」スターリン死す
    • 第9章「CIAの唯一、最大の勝利」イラン・モサデク政権転覆
    • 第10章「爆撃につぐ爆撃」グアテマラ・クーデター工作
    • 第11章「そして嵐に見舞われる」ベルリン・トンネル作戦
    • 第12章「別のやり方でやった」自民党への秘密献金
    • 第13章「盲目を求める」ハンガリー動乱
    • 第14章「不器用な作戦」イラクバース党
    • 第15章「非常に不思議な戦争」スカルノ政権打倒
    • 第16章「下にも上にもうそをついた」カストロ暗殺計画
  • 第三部 ケネディ、ジョンソン時代
    • 第17章「どうしていいか、だれにも分からなかった」ピッグズ湾侵攻作戦
    • 第18章「われわれは自らも騙した」キューバ・ミサイル危機1
    • 第19章「喜んでミサイルを交換しよう」キューバ・ミサイル危機2
    • 第20章「親分、仕事はうまくやったでしょう」ゴ・ディン・ディエム暗殺
    • 第21章「陰謀だと思った」ケネディ暗殺
    • 第22章「不吉な漂流」トンキン湾事件

CIA秘録 下

CIA秘録 下

  • 第三部 承前 1961年〜1968年 ケネディ、ジョンソン時代
  • 第四部 1968年〜1977年 ニクソン、フォード時代
    • 第28章「あの間抜けどもは何をしているのだ」ニクソンキッシンジャー
    • 第29章「米政府は軍事的解決を望む」チリ、アジェンデ政権の転覆
    • 第30章「ひどいことになるだろう」ウォーターゲート事件
    • 第31章「秘密機関の概念を変える」シュレジンジャーの挫折
    • 第32章「古典的なファシストの典型」キプロス紛争
    • 第33章「CIAは崩壊するだろう」議会による調査
    • 第34章「サイゴン放棄」サイゴン陥落
    • 第35章「無能で怯えている」
  • 第五部 1977年〜1993年 カーター、レーガン、ブッシュ・シニア時代
    • 第36章「カーターは体制の転覆を図っている」カーター人権外交
    • 第37章「ただぐっすり寝込んでいたのだ」イラン革命
    • 第38章「野放図な山師」ソ連アフガニスタン侵攻
    • 第39章「危険なやり方で」レバノン危機
    • 第40章「ケーシーは大きな危険を冒していた」イラン・コントラ事件1
    • 第41章「詐欺師のなかの詐欺師」イラン・コントラ事件2
    • 第42章「考えられないことを考える」ソ連の後退
    • 第43章「壁が崩れるときどうするか」湾岸戦争ソ連崩壊
  • 第六部 1993年〜2007年 クリントン、ブッシュ時代
    • 第44章「われわれにはまったく事実がなかった」ソマリア暴動
    • 第45章「一体全体どうして分からなかったのか」エームズ事件
    • 第46章「経済的な安全保障のためのスパイ」日米自動車交渉
    • 第47章「厄介な事態に陥っている」ウサマ・ビンラディンの登場
    • 第48章「これほど現実的な脅威はあり得ないだろう」9・11への序曲
    • 第49章「暗黒の中へ」ビンラディン捕獲作戦
    • 第50章「重大な間違い」イラク大量破壊兵器
    • 第51章「葬儀」灰の遺産