三日坊主を克服する4つのカギ
そもそも脳は飽きっぽくできているので三日坊主は特に珍しいことではない。
どうすれば三日坊主を克服できるのかについて脳科学者の池谷(いけがや)氏のアドバイスを参考にしてみる。
「やる気」「気合い」を生み出す脳の部位に淡蒼球なるものがある。ここを動かせばいいのだが、この淡蒼球は自分の意志で直接動かすことができない。
ではどうすればよいか?答えは脳を騙すこと。
淡蒼球を動かすには4つのスイッチがある。
- Body(身体)
- Experience(経験)
- Reward(報酬)
- Ideomotor(イデオモータ)
1. Body(身体)
進化の過程では、脳は身体よりも後から生まれた部位であるため、身体の影響を受けて働く。つまり脳を先にではなく身体を先に動かしてこそ、脳が働く。
- 「楽しいから笑う」のではなく「笑うから楽しい」
- 「やる気が出たからやる」のではなく「やるからやる気が出る」
- 休日と雖も起床のリズムは崩さない方がいい
2. Experience(経験)
よほど重要なことでない限り海馬にまで情報は届かない。海馬に情報を届けるためのカギは「いつもと違う要素を取り入れる」こと。
- 「形から入る」
- 「身銭を切る」
- 「人を喜ばせるためにやる」
3. Reward(報酬)
報酬は脳の部位テグメンタを活性化させ、テグメンタはドパミンを出し、ドパミンが淡蒼球に直接働きかける。
ご褒美(報酬)としては、お金や食べ物よりも、達成感がきく。
目標を小さく設け、達成感をなるべく味わうようにすればよい。
4. Ideomotor(イデオモータ)
強く念じることで無意識のうちに身体が動く。
成功のイメージを描き「なりきる」ことが効果的だ。