象牙海岸
イアン・ランキン(IAN RANKIN)の『獣と肉』を読んでいたら、またまたおかしな箇所に出くわした。
「もう一つ、名簿にある名前だが----その女性は象牙海岸から来たと書いてある」
トレイナーは名簿を見た。「そう書いてあるようですね」
「象牙海岸の公用語は、フランス語だ。しかし、おれがホワイトマイアーにいるアフリカ人について、あんたにたずねたら、同じことを言った。アフリカ人は一人もここから社会へ出て行っていない、と」(403頁)
いまどき「象牙海岸」なんて呼びますか?「コートジボワール」のことを。この延原って人、いったいお歳はいくつなんだろう?と思ってしまった。今や、学校教育の場で「象牙海岸」なんて教え方はしませんよ。想定読者を考慮して訳してもらいたいもんです。
- 作者: イアンランキン,Ian Rankin,延原泰子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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