原発敷地内の核種分析結果

経済産業省が、3月20日東京電力福島第一原子力発電所敷地内(事務本館北側)の核種分析結果についての発表を行った。
http://www.meti.go.jp/press/20110320003/20110320003.html

  1. 検出された核種のうち、濃度基準を超えたのは、よう素−131 のみ。
  2. この放射性物質を含んだ空気を吸入した場合には、内部被ばくを受けることになる可能性があるが、これまでに行われている作業では、全面マスク
    (チャコールフィルタ)、タイベックスーツ等の適切な放射線防護装備を使用しており、また、作業後に汚染検査を行っていることから、作業者の内部被ばくは充分低くおさえられるものと考える。また、内部被ばくについての報告は、これまでに受けていない。
  3. 引き続き核種分析を実施し、状況を確認していく予定。


検出された主な核種 放射能濃度
(Bq/cm3)
放射線業務従事者の
呼吸する空気中の
濃度基準(Bq/cm3
揮発性
よう素−1315.940×10-31.0×10-3
よう素−1320.220×10-27.0×10-2
よう素−1330.035×10-35.0×10-3
粒子状
セシウム−1340.022×10-32.0×10-3
セシウム−1370.024×10-33.0×10-3