「が」の悪癖
<金融界改革の「五事」>孫子の兵法は「五事」で始まり、戦いは、「之を計るに五事を以てし、之を較ぶるに計を以てして、其の情を求む」と書かれているが、金融改革にも「五事」がある。日本の場合、この「五事」を実行する努力が1995年前後から本格的になり、2002─04年にようやくそろった。
http://special.reuters.co.jp/contents/insight/index_article.html?storyID=2008-12-19T064925Z_01_TK0228106_RTRIDST_0_ZHAESMA16438.XML
これはフェルドマン氏(WBSによく出演している日本語の達者なアメリカ人)の文章だ。ここで使われている「が」に小生は尋常ならざる違和感を覚える。「が」は逆接の場合に使ってこそ文章を引き締めるのであり、このような逆接の文脈でない箇所に「が」を使うとタチドコロニ悪文臭が立ちこめる。非ネイティブがネイティブの文章を真似することはとてもいいことだと思う。但し、きちんと吟味した上で真似しないとフェルドマン氏と同じ轍を踏むことになる。
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