発表資料など

厚生労働省は、3月17日、資料「放射能汚染された食品の取り扱いについて」を発表した。『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』の目次は以下の通り。

はじめに
第1章 基本的考え方
1−1 目的
1−2 内容
1−3 適用
第2章 食品中の放射能の各種分析法
1 NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータによる放射性ヨウ素の測定法
ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法
3 緊急時のためのウラン分析法及びプルトニウムの迅速分析法
3−1 ウラン分析法
3−2 迅速プルトニウム分析法
4 放射性ストロンチウム分析法
4−1 緊急時のためのSr-90 迅速分析法
4−2 発煙硝煙法による放射性ストロンチウムの分析法
放射線測定機器を備えた主な試験研究機関等一覧
(参考)
1 緊急時モニタリング計画における食品の放射能測定・分析
1−1 原子力防災計画等の作成の留意点
1−2 平常時の情報等の整備
1−3 緊急時モニタリング用資機材の整備
1−4 緊急時モニタリングの実施方法
1−5 緊急時モニタリングの実施計画
1−5−1 試料採取の実施
1−5−2 試料測定・分析の実施
1−5−3 簡易測定
1−5−4 精密分析
1−5−5 第1段階モニタリングにおける測定・分析
1−5−6 第2段階モニタリングにおける測定・分析
1−6 放射性物質の測定・分析法
2 被ばく線量等の推定と評価
2−1 対象となる主な放射性物質
2−2 被評価対象者
2−3 被ばく線量算定の基礎式
2−4 測定結果の評価
解説


放射線医学総合研究所は、「医療機関等における放射線緊急モニタリング対応マニュアル」を公表した。

【使用測定器】
広窓GMサーベイメータ


【数値と対応】
●自然計数(バックグラウンド)
→ 機器が正常にカウントしていることを確認する。


●13,000 cpm 以下
→ 汚染なし。そのままお帰りいただく。


●13,000 cpm 〜 100,000 cpm
→ 微量汚染。以下の対応を伝える。
> 自宅等でのシャワーならびに洗髪を奨める。
> シャワーができなければ、濡れタオル等での軽い清拭を奨める。
> シャワーならびに洗濯後の排水はそのまま下水に流してよい。


●100,000 cpm 〜 数10万 cpm
→ 軽度汚染。以下の対応を伝える。
> 自宅等でシャワーならびに洗髪を行うよう指導する。
> 着替えることができれば着替え、着ていた衣服の洗濯を指導する。
> 洗濯後の衣服は使用しても可と指導する。排水はそのまま下水に流してよい。