オープン・ソースPIDコントローラー
Open Source PID Controller / Boing Boing からの翻訳記事。
僕はエスプレッソメーカーの温度調整のために、PID(proportional–integral–derivative)コントローラーを使っている。それについては、昔、自著 Made by Hand: My Adventures in the World of Do-It-Yourself で触れた。(一部の抜粋だが、Gizmodoに掲載されたものを読むことができる)。 PIDはSous Vide(スー・ヴィード)調理器でもよく使われる。(ここに作り方が載っている)。もしお手頃な値段のPIDコントローラーをお探しということであれば、新しいネタがここにある:ブレット・ボーアガードのオープンソースPIDコントローラー、お値段 $85。 以下、ブレットの親友、エリック・ジョハンソン(Beam Weapon for Bad Bugs in Make Vol 23の著者)からの弁:
僕の大親友ブレット・ボーアガードが、うま味のあるオープンソースPIDコントローラーの製作に注力していた。そしてついに、その情報をオンライン上のこちらに公開した。 PID(proportional–integral–derivative)コントローラーとは、アルゴリズムを用いて、ハードウェア的にフィードバックを行う機器のこと;これを使えば、操作者の目的に合わせた値(温度)を維持することが可能になるのだ。車のクルーズ・コントロールはその古典的な実例:目的の値を60マイル/時にセットすると、60マイル/時に到達するまでアクセルがかかり続けるというわけだ。閉じたループ制御システムを誤動作させる要因には、あらゆる種類のものがある――オーバーシュート、リンギング、バイアス、など。この機器がすべてオープンソースである通り、それだけ、これらの機器のデバッギングはずっと容易になるだろう。 現在のところ、「プリセール」中で $85。これはうま味のあるお買い物だと思う。もし自家製のSous-vide調理器を作る気がおありならば、これこそそのための切符だろう。試しに買ってみたらいい。僕はこの種のハードウェアが一般の方々にも手の届く物であることを確かめたいのだ。僕自身、自分のを手に入れることにワクワクしているところだ。
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