読書

佐藤賢一の文章力

かのフランス革命を描く、佐藤賢一の意欲作『革命のライオン (小説フランス革命 1)』を読んでいる。そして、まだ最初の数ページしか眼を通していないにもかかわらず早くも佐藤の文章力に疑念が湧いてきた。 「が、」の誤用 宮殿の威容には割合すぐに馴れてし…

そのうち読みたい本

松林図屏風作者: 萩耿介出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2008/11/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (7件) を見るオプス・デイ―カトリックの動き (文庫クセジュ)作者: ドミニークル・トゥルノー,尾崎正明出版社/…

日本語が亡びるとき

⇒今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日本語が亡びるとき 本書「日本語が亡びるとき」は、今世紀においてこれまで書かれた中で、最重要の一冊(以下略)。ノンフィクションの本を紹介する際、ふだん私はここに目次を入れているのは本blogの読者であればご存知かと…

テキストとテキストブック

⇒テキストも読もうよ、テキストブックだけじゃなくて 「テキストブック」と「テキスト」の違いは、「日本語が亡びるとき」を一読いただくとして、別のいい方をすれば「ノンフィクション」と「フィクション」となるだろうか。「読み物」と「物語」の違いと言…

テレマックの冒険

シュリーマンの自伝に触発されてテレマックの冒険〈上〉 (1969年) (古典文庫〈26〉)を読んでみた。 いや、正確に言うと、読み始めようとしてみた。 が、いきなり挫折。・・・訳文がひどい。 カリプソは、ユリースの船出があきらめきれなかった。 この訳文を…